先日リリースされた【ソウナンですか?】の6巻。
その内容を、若干のネタバレを含みながら紹介していきます。
作中の時系列も徐々に進んでいき、そろそろ季節の折り返しの見えそうな頃合い。
一向に救助隊の来る気配のないことで、ほまれはある重要な決断を下すことになります。
今回もサバイバルに必要なマメ知識たっぷり。
これから遭難の予定がある方は、今のうちにほまれのサバイヴテクニックを吸収しておきましょう!
アスカ食堂の開店だ
川で釣りをしていたほまれとむつ。
そこで巨大なウナギをヒットさせます。
ウナギはサケと同じく、淡水と海水を行き来する生物。
割とどんな場所でも意外に捕獲出来たりするので、この無人島に居たことも不思議ではないですね。
いつも調理を担当するむつに代わって、今回のシェフはアスカ。
しおんのムチャ振りに応えつつ、おいしいディナーをこしらえます。
屋台のおっちゃんみたいな貫禄がステキです。
サバイバルというと、どうしても最低限の昆虫食や木の実などで栄養をまかないがち。
しかし時折はこうした豪華で味の良い食事を口にしないと、精神が参ってしまうんですよね。
あほむし川産のウナギは、脂控えめで大層美味だったそうです。
巨大エイとの壮絶バトル
海底に居たエイを夕飯にしようと挑むほまれ。
かな~りビッグでデンジャーな強敵であります。
アカエイの毒針は、海洋生物の中では毒性こそ低いものの、その鋭さが脅威です。
ダイバースーツを貫通した例もあり、生身のほまれ達が刺されれば命に関わることも充分にあるでしょう。
しおん vs. アカエイ
その強靭すぎるエイのパワーの前に、JKたちは4人で力を合わせることに。
エイに突き刺したアンカーロープ➡ロープを握るしおん➡しおんのパンツを握るむつ
だがそこで、しおんのパンツが強度限界を迎える!
諦めないしおん、支えるむつ、加勢に加わるアスカとほまれ!
しおんのパンツを尊い犠牲とし、見事にエイを釣り上げた面々。
豪華絢爛な誕生日パーティーを開催することが出来ました。
腰を落として…足を開くのだ…
伝説サバイバー・パパとの記憶を思い出したほまれ。
「だがパパはついてる」「ついてるんだよ ほまれ…」
海流のうねりを読み取れば、自然の力に任せて船は動き続けます。
そしてその海流を読むのに、古来の航海士たちは自分の「睾丸」を目安としていたと言います。
先人は相変わらず、スゲェこと思い付きやがるぜ…!
航海士に任命されたしおん。
ほまれに託されたあるアイテムで、海流のうねりを読む訓練を行います。
「腰を落として足を開け!」
まるで空手かレスリングの指南のようですが、これはれっきとした航海士の基礎授業。
ほまれ先生による指導で、羞恥心を燃え上がらせるしおんなのでした。
ナイショの脱出計画
密かにイカダを作り上げ、独りで救援を呼びに航海へ出ようとしているほまれ。
もちろん抜け駆けなどではなく、純粋に危ない橋を仲間たちに渡らせないためです。
リスクの観点から言えば漂流はかなり危険で、たとえサバイバルの達人でも悪い状況が重なるだけで、あっけなく死んでしまいます。
最低でもこれらはマストアイテム。
特に日焼けは危険で、海の上という逃げ場のないシチュエーションで日差しを受け続けると、重篤な熱傷を引き起こし、いずれは動く気力すらも失われるでしょう。
またどれだけ備えても、大シケやクジラとの衝突などがあれば、為す術なく海の藻屑となるのが怖いところ。
漂流の生存話はよく聞きますが、それよりも圧倒的に助からない人の方が多いのです。
あっさりバレる計画。
前述した危険を知らない他の三人は、てっきり4人で脱出するものと勘違いします。
そこでほまれは自分の計画を伝えたところ、泣き叫び拒絶されるハメに。
「女子はみんなで一緒にじゃないとダメなんです」
色々と諭され、結局は4人乗りのイカダを作ることを決意したほまれ。
これまで安定していた無人島生活も、季節が変われば通用しなくなるかもしれない。
逃げ場のないシチュエーションで冬を迎えることに危機を感じていたことが後押しになりました。
しかし、独り用でもかなりしっかりした構造が求められるイカダ作り。
4人用となると、これは生半可なミッションではありませんぞ。
果たして無事に島を脱出することはかなうのか?
次巻以降、乞うご期待。
アニメ版もきゃぴきゃぴウフフなので、試しにご覧あれ。
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