ガッツリとしたアダルト漫画とはまたひと味違う、ちょいエロな漫画っていいですよね?
ストーリーがそこそこある上で、健康的なエロスを拝める。
これって割と昔、昭和ぐらいからある日本の古き良きマンガカルチャーのひとつです。
さて今回はそうした、アダルトコミックではないけど、ややエッチな描写が含まれるオススメ漫画を紹介させてもらいます。
なお画像には一応の配慮をしますが、職場や学校での閲覧には注意してくださいね(笑)
それではさっそく、いってみましょう!
妖怪少女―モンスガ―(完結済/全14巻)
霊感体質の西水流 八喜は、秋葉原の雑貨店で働くフリーター。
妖怪退治、想い人のガードマン、そして何年も昏睡状態のままになった妹を救うため。
彼の忙しい日常が始まる…
アキバの街を舞台に、霊感体質の20歳童貞が、あちこちと走り回るストーリー。
メインタスクがてんこ盛りに詰められ過ぎて飽和状態ですが、基本は「悪い妖怪 or 人間を木刀でシバき回す」と覚えておけばオッケー。
エロとシリアスが50:50でブレンドされているため、かなり頻繁にラッキースケベなイベントが発生。
男も女も、やけに衣服が吹き飛びます。
物語が進むにつれて、ヤツキを中心としたハーレム状態がどんどん形成されていきます。
一応バトル要素もありますが、いわゆる主人公&味方補正が強烈に効いているので、特にハラハラさせられることはないですね。
肩のチカラをダラッと抜いて、エチエチを楽しむものとして見るのが良いでしょう。
すんどめ!!ミルキーウェイ(完結済/全9巻)
故郷の惑星のため、人間の子種を得ようと密かに地球に潜入している宇宙人のルネ。
ターゲットである佐倉義武に協力を仰ぐと、彼は快諾してくれた。
しかしいざ行為に及ぼうとすると、大きな壁が立ちはだかる。
ルネは興奮状態になると、恐ろしい容貌の真の姿に戻ってしまう癖があったのだ…
“妖怪少女”完結後の、ふなつかずき氏による新たなエチエチ作品。
前作が「アッサリめの野菜スープ」だとすると、本作は「コクまろの濃厚シチュー」でしょう。
主目的が子作りとストレートなため、付随して描写される表現も過激め。
ストーリーを要約すると、「誰に童貞を捧げるか?」という贅沢すぎる悩みになります。
ということはつまり、その寸前の行為はバンバン行われるワケでありまして。
本作もやはりハーレム系の極みであるため、佐倉の家には同棲相手がどんどん増えることに。
近所から怪しまれそうとかそういう野暮なハナシは置いておきましょう。
(なんかそういう事件があったような…)
佐倉はクールぶった無反応系や、ラッキースケベで鼻血を吹いて気を失う純情系主人公ではありません。
むしろ人より性欲旺盛なスケベモンスターであるため、目の前の女子には基本的に見境ナシ。
人によっては、やや気分を害する節操のなさが見えるかもしれません。
結構ツッコミどころも多いものの、単純に過激ちょいエロとして見れば、レベルは高い作品になるでしょう。
ソウナンですか?(連載中)
修学旅行中に墜落したジェット機。
そこから命からがら無人島へ漂着した4人の女子高生たちは、生きるための奮闘を余儀なくされる。
父親と共に幼少よりサバイバル経験を積んでいたほまれは、生存のための新たなミッションを開始するのだった…
アニメ化で話題の、JKサバイバル漫画です。
直接的な表現やあざとい構図がないのに、不思議とほんのりしたエロスを感じるのがポイント。
「サバイバルでは恥じらいは不要だ…!」
という父の名言に従うほまれには、恥ずかしいという感情が欠如しちゃってるんですね。
確かに生きるか死ぬかという場面では、尻を出そうが尿を漏らそうが、そんなことには構ってられません。
そしてこの必然性こそが、「ソウナンですか?」を純粋なちょいエロたらしめる真髄なのです。
作品のウリがエロだと、どうしても不可解なラッキースケベが起こるのが常です。
しかし本作はあくまで”必要に応じた行動”にエロが付随するだけなので、「そりゃないっしょ…」という野暮ったいツッコミは心に浮かびません。
この違いは、小さいようで大きいファクター。
あえてちょいエロ作品を見る方には、ご理解頂けるかな?と感じています。
脱水症状寸前のイカダ上で。
汚染された水を安全に体内に取り入れるため、肛門からの注水という荒ワザを使うほまれとしおん。
生命のかかった危険なシチュエーションですが、不謹慎にもほのかなエチエチを感じてしまうシーンでした。
To LOVEる―とらぶる―ダークネス(完結済/全18巻)
「二番目でも三番目でもいい…」
デビルーク星の次期王となるリトのため、モモによるハーレム計画が開始される…
あまりにも天才的な間接表現によって、比喩でなく世界中を震撼させたちょいエロマンガの金字塔。
レーベルが変わり、前作よりも色々とパワーアップしたモノが拝めるようになりました。
「ストーリー?そんな小難しいモノは犬にでも食わせておけ!」
考えるな、感じろ。
矢吹神にとっては話の筋など大きな問題ではなく、全てはいかに女体を甘美に描くかのみに費やされます。
面白いか面白くないか?ではなく、
エチエチか、それとも超エチエチか?という禅問答を信者らは常に内面で反芻し続けます。
さあアナタも、世界の平和のためにマスターを眺め続ける作業に参加しましょう…。
フルカラー版がお手頃価格で販売されているのもスゴいところ。
扉絵のみのカラー特典で倍の価格を取る作品が多い中で、この大盤振る舞いには全国の男子が涙そうそう。
控えめに言って、神マンガ。
終末のハーレム(連載中)
男性の99.9%が死滅した地球。
細胞硬化症でコールドスリープ状態だった水原 怜人は、生き残った五人の男性のうちのひとりとして、人類再生のために”メイティング”を要求されることに…
ウィルス汚染によって男だけが死滅した地球が舞台。
35億 : 5というハーレム状態で、人類を再び繁栄させるための子作りを強いられるハナシです。
とまあ建前はこんなもので、基本的に見どころの99%がエロ部分。
小難しいウィルス談義もあるにはありますが、たぶん誰も読んでいないのでは…
唯一の難点は、主人公の水原が典型的な「据え膳食わない系男子」であること。
要所で気味が悪いほどのナーバスさを醸し出すために、人によってはイラっとするかも。
また特効薬を作るために奔走するという内容も、恐らくほとんどの読者に重要視されていないですね。
完全に空気と化した、居ても居なくても大差ない主役になってしまっています。
メインは完全に、水原以外の4人とその取り巻きでしょう。
終末のハーレム ファンタジア(連載中)
小国ナーガラの後継者であるアルクは、幼少より親戚のアウレリアと互いに想い合う間柄。
しかし想いと裏腹に、彼女は政略として帝国の皇太子に娶られることになった。
唯一望むものを手にするために、魔導士ラティに魂を売るアルク。
かくしてこの世を統べる力を秘めた男の、たったひとり惚れた女だけを奪うための闘いが始まる…
前段同タイトルの派生作品ですが、内容はまったくの別物。
本作は魔法渦巻くファンタジー世界における、小国成り上がり系のストーリーになります。
主人公アルクは身に黒龍を宿すことになり、その体液には催淫と依存作用が含まれます。
これにより女性を篭絡していき、目的を遂げるための足掛かりとするワケです。
またアルクの庇護下にある女性は魔力の付与により、剣技やら体術やらが著しく向上することに。
とまあここだけ切り取ると、一種のチート能力ですね。
とはいえアルクは一介の冒険者でなく、領主としての調略など、さまざまな問題に対処しなくてはなりません。
よってヌルゲー風味はあまり感じないのが良いポイントですね。
ガッツリ目のエチエチシーンが目を引きますが、案外エロ全振りでもないのは意外なところ。
およそ50:50程度のちょうどいい配分で、ストーリー自体もおざなりではないです。
話の筋もそこそこ面白いので、読み物としても期待出来る一作でした。
監獄学園(完結済/全28巻)
今年度より女子高から共学へと変わった私立八光学園。
キヨシ含む五人の男たちは、1000:5のハーレム状態に希望を膨らませていた。
ある日彼らは女子風呂を覗いた罪で「裏生徒会」に囚われ、一ケ月の懲罰房入りを命じられる。
青春と濡れTコンテストを掴むため、キヨシらは密かに策略を巡らせるのであった…
学園の監獄をテーマにした作品。
異常な発想力と予想を裏切る展開で、エロ抜きにしても笑える傑作マンガです。
キャラ立ちがすさまじく、個性豊かな面々がトンデモな事態&痴態を繰り広げます。
本作を知らない方でも、「副会長」というワードは聞いたことがあるのでは?
作画の品質もバツグンで、女子のカワイさはもちろんのこと、男キャラもゴリゴリに尖ったメンツがそろい踏み。
バカげた笑いとエロスを満遍なく補給出来る、サイコーにイカしたエンタメです。
笑いとエロの無限ループで、読み始めたら止まらなくなるハズです。
クセになる味わいは、まさに「酢イカ」っぽいかも。
1話から最終話まで、捨て回ナシのフルスロットル。
絶対に面白いと太鼓判を押せる出来映えなので、未見の方は要チェックですよ。
RaW HERO(連載中)
就職活動中の千秋は、ひょんなことから”JMT”と呼ばれる、国家主導のヒーロー組織にスカウトされる。
給料の良さにつられて入隊を希望した彼だったが、その任務内容は「怪人組織に女装して潜入する」という、残酷なまでに過酷なものとなっていった…
監獄学園の完結後、満を持してリリースされた平本アキラ氏の新作。
安定のエロクオリティと、腹筋を壊す笑いのタネが仕込まれています。
副会長で頻繁に用いられていた、スーパーローアングルな”例の構図“も健在で、吹き出しがパンツから飛び出していることもよくあること。
物語は怪人の秘密結社に、主人公の千秋が女装して潜入するところから。
「天音」という地下アイドルになりきる千秋ですが、この容姿すらも既にカワイイです。
図らずとも、“男の娘”というジャンルに覚醒してしまうかもしれません。
そしてメインヒロインは、漫画家志望の28歳女子、マリコさん。
酒乱で鼻水吹き出しがちであがり症という癖のあるマリコですが、要所で色々とサービスシーン満天。
彼女も彼女で、また千秋とは違う魅力があります。
その他個性的なメンツが各々のサイドストーリーを繰り広げるのもお約束。
ヒーローをテーマに、笑いとエロの祭典を楽しめるでしょう。
ストーリー自体も普通に楽しめるため、コチラでも紹介しています。
デスラバ(完結済/全8巻)
冷たい格子の中に囚われた五人の男たち。
彼らに共通するのは、全員が童貞という一点のみだった。
施設を管理する女性らは、あの手この手で彼らの童貞を略奪しようと試みる。
しかし話の影に怪訝なものを感じた虜囚たちは、これを何らかのワナであると判断する。
かくして五人の男たちの、純潔を守る性戦が始まった…
囚われた男たちの、純潔死守ストーリー。
多数の女子に迫られるという、誰もが羨むオイシイ展開ですが、「言われるがままにするのはなんかヤバそう」という理由で抵抗を決意します。
恐らく前段、「監獄学園」にインスパイアを受けており、ギャグとエロの融合を試みるシナリオが特徴。
童貞死守バトルをひとつのエンタメにしています。
とはいえ看守らの目的自体が性行為であるため、ちょいエロの定義とは若干ハズれているかも。
チャレンジタイム発動!
とまあこのようなノリで、面白おかしくスケベなバトルを展開するワケです。
ただし物語にはいくつもの謎が秘められており、それらを読み解くのも主目的のひとつ。
なぜ童貞を集めているのか?
童貞でなくなると何かが起きるのか?
非童貞たちはどこへ行ったのか?
進行と共に徐々に明かされていく秘密ですが、まだまだ謎多き世界。
エロ抜きでは成立しないマンガであるものの、一応この部分にフォーカスするのも一興です。
ハンツー×トラッシュ(完結済み/全18巻)
ある日ハマジは、上級生のナカジマから水球部への入部を誘われる。
スポーツに興味などなかったハマジだが、同設する女子水球部の話を聞いて俄然やる気に燃える。
かくして完全に不純な動機で、男子水球部に新人が入部することになった…
水球×エロスがメインコンテンツの作品。
弱小男子水球部に誘われたハマジ。
まったく練習に熱のない先輩らだが、その視線はアツい。
なぜなら彼らの真の活動目的は、同じプールで練習を行う女子水球部なのです。
十代の男子高校生ということもあり、男子らは全員が不純目的の所属。
ノゾきや怪しげなカメラを使った盗撮など、無法の限りを尽くす性欲モンスターたちです。
ハマジはハマジでラッキースケベ星の生まれらしく、妙なコケかたで常にボディタッチを繰り返す罪深き男。
海パンから愚息がハミ出すのはいつものことで、しょっちゅう前傾姿勢を強いられています。
メインヒロインである千聖を筆頭に、ナイスバディな女子が多数所属する女子水球部。
だいぶ最低な練習環境ですが、なぜか退部する子は少ないふしぎ。
若かりし青春時代の思い出がちょびっとだけ蘇るような、ドタバタラブコメ作品ですね。
トリアージX(連載中)
望月総合病院には秘密がある。
それは街に救う腐った膿を、密かに切除する正義組織としての顔。
街を”トリアージ”するため、悪性の腫瘍を切除する日々が始まる…
正義のヒーローもの。
バトルメインの勧善懲悪ストーリーで、悪人に私刑を与えるハナシになります。
衣服を切り裂くことで相手の心を折る効果を狙っているのか、敵も味方も戦闘中に、やけにはだけます。
また平時でも妙に露出度が高かったり、ボディラインがくっきり出る衣服を皆好むようです。
そして出撃前のシャワーと任務後の温泉シーンはお約束。
一方で主人公の三神 嵐は朴念仁なので、ラッキースケベにも特に反応ナシ。
いっそ潔いほどの無反応なので、別段、違和感があるようなこともありません。
作画クオリティが高く、毎巻、数枚挿し込まれるカラーイラストの熱量がスゴいです。
たいへん健康的でよろしい。
バトルがメインなのでエロの比率は若干低いものの、たわわに実ったスーパーバディのご披露は定期的に約束されております。
人食いダンジョンへようこそ!(連載中)
半魔半人の身に生まれた、古宿の主人エリオット。
彼は魔族のアスタルテによって魔人の王へと導かれることになった。
エリオットはその身に宿る魔力で人間の女を配下に従えつつ、ダンジョンマスターとして名を馳せていく…
魔力で女子冒険者を屈服させる系の主人公。
精に魔族化の効果を持つエリオットは、相手を絶頂に導くことで眷属とすることが出来ます。
また教育係のアスタルテもまた、同じように性交で男を魔物に変貌させることが可能。
よって戦力補給の場面では、性行為を描かれることが多々あります。
メインはダンジョン攻略に来た冒険者を、トラップや知恵で撃退するフェーズ。
男の魔物は使い捨てられ、配下の女魔族らもここで戦闘を行うことに。
エロ比率は案外少なく、ガチめのバトルシーンでしっかりめに尺を使っています。
ある程度見応えのある展開であるため、そこまで邪険にされる部分でもありませんね。
エリオットと同じ村のダリアは結構なむごい扱いを受けており、割と胸糞展開です。
基本的にエリオットによって魔物化された女の子らは人であった頃よりも幸福らしく、そこまで無理強い感はありません。
特にダリアは上記のようにだいぶひどい仕打ちを受けていたため、エリオットによる勧誘はかなり救済っぽさが見えますね。
ラッキースケベなどはまったくなく、基本は魔物化への手段としてエロが交わります。
全編でシリアスさも保たれているため、セックス&バイオレンス好きに刺さる作品なのではないでしょうか。
クノイチノイチ!(完結済/全5+5巻)
からくり忍者屋敷で、タイムスリップしてしまったイチ。
そこは甲賀忍びの里で、里長いわく、
「伊賀くノ一学園に忍び込んで忍法帖を盗んでくれば、元の世界に帰してやる」とのこと。
こうしてイチの、女装くノ一生活が始まった…
女顔の主人公が、男子禁制の学園に忍び込むハナシ。
回りの女子はその正体に気付くことなく、お風呂や着替えなど、さまざまな痴態を披露してしまいます。
そしてくノ一ということで、淫法、もとい忍法によるセクシー術がキモ。
授業中も実践中も、術を使うと不思議と着物がはだけてしまいます。
若干のバトル風景もありますが、あくまでオマケ程度。
メインは衣服が損傷したり、罠にかかって縛られたり、幻術にかかってムラッとしているくノ一たちの御姿でしょう。
細かいことはいいんだよ!
みたらし団子×団子
限りなくあざといカットが多く、ツッコミだらけの展開が大半です。
エロ全振りの娯楽作品として見れるならアリ。
続編となる「クノイチノイチ!ノ弐」もベースは同じで、舞台が現代に移行したものです。
作画クオリティは更に向上しているため、そちらも併せて要チェックです。
つぐもも(連載中)
災禍を招き寄せる体質を持つ一也。
ある日、悪しき付喪憑き”あまそぎ”に襲われた彼は、母の形見の帯に宿る付喪神の桐葉に救われる。
その日から奇妙な共同生活が始まり…
術式バトル漫画。
主人公一也が桐葉と共に帯を使った術を使い、身に吸い寄せられる災禍を祓っていくお話です。
ありのままの姿をまったく恥じらわない桐葉や、自身の豊満ボディに無頓着な黒耀など、色々なキャラがお色気演出を各々の個性で見せつけます。
一也は年齢的にそれらを恥ずかしいと拒否するスタンスですが、どうやら上向きにはなっている模様。
どれも不自然なリアクションではないため、読んでいてモヤッとすることはありませんね。
だいぶマイルドなワンシーンを。
定期的にお披露目されるお風呂シーンや、キワどいセクシー表現などがてんこ盛りの本作。
それも、おおむねすべてのキャラクターが対象となるのが特徴です。
画力もかなり高く、ハイクオリティでエチエチなシーンを拝むことが出来ます。
ただしメインはバトルであるため、あまりにもエロが頻出することはありません。
しかしエロ抜きでも普通に面白いマンガでもあるので、ぜひとも一度読んでもらいたい一作ですね。
化物語(連載中)
「友達はいらない。人間強度が下がるから」
孤独もとい、孤高を貫く男子高校生の阿良々木 暦。
地獄の春休みを終えた彼のライフサイクルは、元の平穏で静かなものに戻ったかに見えた。
体重の無い女生徒・戦場ヶ原ひたぎが彼の真上に降ってくるまでは…
アニメで人気を博した「語」シリーズから、化物語をマンガ化した作品。
オリジナルの個性はそのままに、大暮維人クオリティで更なる躍進を果たしています。
「エアギア」のファンであれば、マストバイで間違い無し。
妙にマニアックで生々しい妄想が多々挿し込まれるため、終始思わずドキッとさせられてしまいます。
特に戦場ヶ原&神原のふたりは、阿良々木への言葉責めにも似た妄想ワードをたっぷり吐いていたり。
ただしそこまでエロ比率は高くなく、通常運行がメインとなります。
ストーリー自体もかなり秀逸であるため、単純に読み物としての価値も高いです。
「怪異」に襲われる女の子を、阿良々木が介入するというストーリー。
このあたりのニュアンスは表現するのに結構難しいので、実際に見てもらうのが手っ取り早いです。
知性あふれるかけ合いや、独特のイメージ描写もアニメ版から引き継がれており、原作ファンも納得の出来映えでしょう。
アニメを視聴済みでもそうでなくとも、一度は目を通してみるといいかと思います。
マルセイ!!(連載中)
彩玉県警捜査3.5課、性犯罪特殊対策チーム。
鋼体術“但木流”の使い手である但木 心は、その腕を見込まれて配属の命を受ける。
自らを囮に、卑劣な性犯罪者を捕らえる捜査官たち。
やがて彼女らの前に、強大な悪の組織が立ちはだかり…
コメディ&エロスを追求した、バトル系お色気マンガ。
女性捜査官が自らを囮に、痴漢や覗き、下着ドロボウなどの性犯罪者をおびき寄せては逮捕する物語です。
基本的に一度は相手のワナでヤラれるのがお約束で、その後にフルボッコまでが正しい流れ。
エロ比重がかなり高く、作中でもメタ的発言で「ストーリーを重視するな」と暗に示されています。
毎話でそれぞれ何らかのフェティシズムを持った男たちが現れ、それに対応した責めをマルセイメンバーが受けることになります。
作画クオリティは高く、スケベ心を相当理解した構図が多いのが特徴。
上記のようなカンジで、媚薬堕ちシーンが多い印象です。
なお裏サンデー掲載時の修正部分は、単行本では加筆されてマル見えになっております。
実は思ったよりもストーリーが筋道立っており、裏切りや策謀などが渦巻いたりも。
そこまで本腰の入ったシナリオではありませんが、エロを引き立てるための非エロ、という工夫が為されている証拠ですね。
勇者様、湯加減はいかがですか?(連載中)
人類と魔族の戦争が終結した。
勇者たちはその武功によって領地を分配され、そのひとりであるロキはモンスター領にある、しがない温泉旅館を託されることに。
ひと癖もふた癖もあるモンスターが湯治に訪れるその宿で、ロキのドタバタ接客業が今日も始まる…
温泉エロコメディ。
毎話亜人の女の子が宿を訪れ、ロキ含む従業員らは温泉に浸かるサポートをすることになります。
構図やシチュエーション、絵柄はだいぶエチエチ。
入浴客には背中を流すサービスが付帯しているらしく、素っ裸の女子モンスターたちは主にロキの手によって洗浄を施されるのです。
登場するモンスターも色々な種類が描かれます。
例:ケモ娘・ゾンビ・マミー・ハーピーなどなど…
唯一気になるのが、モンスター婦女子の裸体に対する、ロキのあまりにも無関心なそぶりでしょうか。
ほとんど見た目が人間でも、ピクリとも致しません。
人間が湯治に来た際はそうでもなかったので、完全に種族で切り離しているようですね。
またストーリーは有って無いようなもので、プロット含め色々とガバな部分は目に見えます。
100%エロ方面全振りなので、それを許容出来る方にはオススメです。
ド級編隊エグゼロス(連載中)
人間の性エネルギーを糧とする、外来種『キセイ蟲』
種の繁栄に関わる重要な意思を吸う化物が闊歩すれば、いずれ人類は滅びの一途を辿るだろう。
そこで健康な少年少女で構成された『H×EROS』メンバーは、日夜キセイ蟲を狩る任務を請け負うことになった。
ただしその秘めたるパワーを解放するには、”Hネルギー“が常に必要となり……
衣服がトイレットペーパーよりも脆いマンガ。
バトル系エロコメと言えば、作品のディテールはおおよそ伝わるでしょう。
悪の手先であるキセイ蟲との戦いのために、朝から晩まで『Hネルギー』を充填することを求められるのがミソ。
登場人物の大半は常時スケベ脳に侵されており、男も女も淫らな妄想が捗りまくってしまうのです。
怪人との対峙においてはほぼ100%の衣服破損率をほこり、更には日常生活でもことあるごとに身に付けているものが紙のように吹き飛びます。
(衣服代で破産しちゃうよぉ……)
基本的には主人公ひとりに対するハーレム状態が延々と続く、いわゆる「To LOVEる」システムです。
どれもカワイイ女子が個性豊かに登場するので、属性にヒットする娘が必ずひとりは居るはず。
なお、ストーリーは暗くならないご都合主義展開のため、鬱シーン等は含まれません。
骨太のシナリオを楽しみたい場合には、やや不満が残るかもしれないです。
このマンガにソレを求める人は居ないよね…。
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