【鬼滅の刃】痣の正体はコ○○ン!? パワーアップの謎を徹底考察

鬼滅の刃

鬼滅の刃にて、身体能力を大幅に向上させる『あざ
上弦の鬼と渡り合うためにほぼ必須となったこの痣の発現ですが、現実的に考えるとどういった作用なのか?

今回は無粋にも、痣が発生させる身体的な変化について、あくまで現実に則した観点から考察していく記事となります。
果たして痣とは、いったい何なのか?

それではさっそく、いってみましょう!

※薬物の使用を推奨するページではありません。違法ドラッグの使用は絶対にやめましょう。

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痣のおさらい

引用:鬼滅の刃 15巻

まずは本作における、痣についてのおさらいを。

始まりの呼吸の剣士たちに全員発現していたと言われる痣。
これはもちろん継国縁壱つぎくによりいちを筆頭とする呼吸の使い手らのことであり、今は鬼に堕ちた、黒死牟こくしぼうも含んだ原初の鬼殺隊を指しているでしょう。

痣者は25歳で死ぬ

25歳までに死ぬ痣者
引用:鬼滅の刃 20巻

発現後、二十五歳で死を迎えるとされる痣の者。
例外として継国縁壱つぎくによりいちのみが老齢まで生き残っており、或いは鬼と化すことで寿命の無限化をはかることが出来るようです。

痣による身体能力のブースト

痣の出た冨岡義勇
引用:鬼滅の刃 17巻

痣の出現は身体能力を大幅にブーストさせるようで、上弦以上の鬼との戦いにはほぼ必須となっていきました。
発現にあたっては柱のような実力者である必要はなく、炭治郎は冒頭から痣を持っていましたね。

痣は共鳴する

共鳴する痣
引用:鬼滅の刃 15巻

痣はひとり目が現れると、共鳴するように周囲へ伝播するとされています。
かつては継国縁壱つぎくによりいちが、現在では炭治郎がその発端となっています。

体温・心拍数の上昇

体温39℃
引用:鬼滅の刃 15巻
心拍数200
引用:鬼滅の刃 15巻

強い怒りを起点に、心拍数200以上・体温39℃以上を体感した時透。
痣の発動時はこの状態が持続すると思われ、命に関わる危険が伴うとされています。

痣の発動はコカイン摂取状態!?

cocaine

上記特徴を統括すると、鬼滅の刃における痣の発動とはすなわち、

『コカインを摂取した状態』

と推測されます。
麻薬の中でも直接的に死亡の要因となる、たいへん危険なドラッグ『コカイン』

ここだけ切り取ると、「ハァ?コカイン?なんでドラッグ?」と思うかもしれません。
それではひとつずつ解説していきましょう。

筋力のブースト

悲鳴嶼行冥
引用:鬼滅の刃 19巻

コカインは別名、「パワーアップドラッグ」とも呼ばれ、ボディビルダーや肉体労働者など、肉体をパンプアップしたい人が乱用する一面もあります。

実際に筋量は薬物摂取後に上昇することが実験されており、平常時で持ち上げられる重量などに、大きな差が生まれることが明らかとなりました。
これには筋肉を肥大させるための血管の太さが増し、流れる血液量がアップすることに起因します。
つまりコカインには心臓のポンプを一時的に強力にする作用があり、そして心臓の強さはイコールで身体機能の強さと結びつくのです。

よって作中で示唆される『身体能力のブースト』はまさしく、コカイン摂取後の状態と似通っていることは明らかですね。

体温上昇

体温を上げろ
引用:鬼滅の刃 9巻

コカインを吸入すると血管が太くなることは前段でお伝えしました。
流れる血液量が多くなれば必然的に代謝は向上し、体温は平常時よりも高く保たれます。

またコカインは『向精神作用』をもたらすため、精神的にはたいへんな興奮状態となります。
中枢神経系を活発にされた肉体は平時よりも高い熱を持ち、大きなカロリー消費と共に全体の熱量を増すのです。

心拍数の上昇

痣者とそれ以外の差
引用:鬼滅の刃 15巻

コカインが他のドラッグよりも群を抜いて危険と言われる由縁が、『オーバードーズ』と呼ばれる過剰摂取状態に陥りやすいことです。
オーバードーズでは重篤、或いは死亡のリスクがかなり高く、そしてコカインにおけるその症状は主に、『異常心拍数』なのです。

異常心拍数。作中で時透が示した、毎分心拍数200以上と良く似通っていると思いませんか?
つまり痣者になれない失格者とは、オーバードーズに耐えられずに落命する者を指すのです。

ちなみに人間の肉体は毎分180回以上の心拍数で急激に死亡のリスクが高まり、なおかつ1分間以上それらが持続すると、ほぼ例外なく死亡するとされています。

それでも耐えられるなんて、鬼殺隊はやっぱスゲェ!

25歳で死ぬ

老いた弟と鬼の兄
引用:鬼滅の刃 20巻

25歳で死を迎えるとされる痣の発現。

コカイン摂取状態で身体を酷使し続ければ当然ながら負荷は累積していくため、このあたりは自然なものと言えるでしょう。
年老いた身体の方がより負担は大きく、若い者ほど耐えられる限界は高い。
特にコカインは心臓への負担が大きいため、死亡リスクは年々高まっていきます。

唯一の例外であった縁壱ですが、彼に関しては本当に人外の男であったと言うほか無いでしょう。

痣のポイントは脳内麻薬

時透の痣
引用:鬼滅の刃 14巻

もちろん鬼殺隊の隊士たちは、実際にはコカインに準ずるドラッグの摂取は行っていません。
時透いわく、「強い怒り」を起因としたそれは、すべて自己の内から生み出したものなのです。

しかし実際には、コカインを摂取しなくともコカイン摂取状態となることは可能です。

麻薬は脳内麻薬を引き出すためのトリガー

ドラッグ

実は麻薬にはそれ自体に恍惚感や虚脱感を及ぼす効能はなく、あくまで『脳内麻薬』を引き出すためのキーでしかないことはご存知でしょうか?
それはコカインですらも同じことで、血液量の肥大や筋量のアップはすべて、自己が生み出した脳内麻薬によって制御されているのです。

つまり脳内麻薬を自在に分泌させることが出来れば、ドラッグの摂取など不要、ということがうかがえますね。

解答:痣の正体は脳内麻薬のコントロール

痣者は後悔しない
引用:鬼滅の刃 20巻

ようやく結論です。

『痣』の発現は、コカイン摂取によってもたらされる脳内麻薬の自己制御

これが真相です。
連鎖する謎については不可解なものの、痣状態で身体に起きている事象についてはほぼ解明出来たと思われます。

痣者の正体は、脳内麻薬を操る者。
通常ならば戦闘不能なまでに傷付きながらも行動し続けられるシーンも、こうした背景を考えると納得なのではないでしょうか。


アニメ版は上記リンクからどうぞ。


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