ハンター × ハンターに登場する人物で、最強の念能力者は誰か?
今回は戦闘描写やそれに類するものがある人物に絞って、戦闘力のトップ40をお届け。
果たして他を圧倒する強さを見せるのは、いったい誰なのでしょう?
それではさっそく、いってみましょう!
40位:ゴトー
念能力 |
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コインを弾丸のように射出する |
ゾルディック家執事。
念を込めたコインを弾丸として発射する能力を用います。
シンプルかつ威力もあり、また弾数も無尽蔵であるのが強みでしょう。
しかしオーラ量で劣る相手には通用しないのはウィークポイント。
また案外頭にきやすい性格らしく、レオリオと喧嘩腰になったり、ヒソカの術中にうまくハマってしまったりと迂闊な一面も見えます。
特に最期となったシーンでは、ヒソカにとって最高に地の利を生かせるステージを早々に放棄すべきでしたね。
39位:ゲンスルー
一握りの火薬 | 命の音 |
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掴んだ対象を小爆破させる | 時限式爆弾を取り付ける |
グリードアイランド編で登場した念能力者。
戦闘経験が豊富で、ゴンに敗れはしたものの、ゲーム内では知略と暴力で数多のハンターを葬った実力者。
体術に加え、掴んだ箇所を爆破出来る一握りの火薬が強力。
能力バレしてもそれほど困らず、逆に相手に「掴まれたくない」という楔を植え付けることが出来ます。
またより大規模な爆発を起こす命の音も強烈な念能力です。
カウントダウン開始の条件はやや厳しいものの、初手の仕掛け段階ではかなり容易に条件を満たすことが出来ますね。
しかし一点、解放については不要に思えます。
この即時起爆という無駄な機能を省けば、よりその他の条件が緩く設定出来たのではないでしょうか。
ある意味でナックルの天上不知唯我独損の上位互換とも言える能力であるため、化ける可能性は秘めています。
38位:カミーラ
百万回生きた猫 | 守護霊獣 |
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自分を殺した相手の命を吸い取る | 条件を満たした相手を操る |
カキン第二王子、カミーラ。
殺意を持つ相手には理論上無敵となる念能力を習得しており、強力ながらも比較的容易な発動条件は強みでしょう。
ただし自身の殺害という念発動のトリガーは、絶対に知られてはならないキーでもあります。
仮にネタが割れれば、これほどに無力な念能力もそうそうありません。
また絶状態という、いかにもカウンターを誘っている部分も弱点。
カンの良い相手であれば、初見でも迂闊に手出しをしてはこないと思われます。
(実際に、ベンジャミン私設兵も自身の犠牲覚悟で射撃しています)
37位:カルト
念能力 | |
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紙を硬化させ飛ばす | 人型に切り抜いた紙を通信機のように使う |
ゾルディック家五人兄弟の末っ子。
現在は幻影旅団にて活動を行うものの、他メンバーに差を見せつけられてたじろぐ一面も。
蟻の下級兵士を瞬殺する程度のチカラは有しているようですが、まだまだ一線級とは言い難い実力が見えます。
年齢が若いため、今後の伸びしろは大きそうです。
36位:ベンジャミン
星を継ぐ者 | 守護霊獣 |
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死亡した私設兵の念能力を受け継ぐ | ??? |
カキン第一王子、ベンジャミン。
自身の私設兵の能力を引き継げるため、いずれは膨大な数の能力を使用出来るようになると思われます。
日ごろからトレーニングを欠かさず、またカキン国内では一般的でない念について既知であったことから、他の王子から抜きんでて戦闘力が高いことが推察されます。
カミーラに銃撃を受けた際にも、纏によってまったくのノーダメージでした。
とはいえカキン国は念についての知識がそれほどもたらされておらず、基礎的な知識量や、念能力者同士の戦闘行為の機会に恵まれているとは言い難いでしょう。
深い読み合いを必要とする念能力者同士の対峙において、これらはマイナスポイントにカウントされます。
35位:シズク
デメちゃん |
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指定した物質を吸い込む |
幻影旅団ナンバー8のシズク。
特質系能力者で、具現化した掃除機「デメちゃん」に念で作り出した物質以外を吸い込ませることが出来ます。
主に”盗賊稼業”のサポートとして有能な反面、戦闘には不向きであると推察されます。
流星街における蟻とのバトルにおいても、いくぶんかの苦戦を強いられていましたからね。
身体にキズを付けてからの吸血コンボは一見して強力ですが、そもそも手傷を負わせられる程度の相手であれば、わざわざ吸血する意味もさほどありません。
体術で押せば勝てるということですから。
34位:ツェリードニヒ
念能力 | 守護霊獣 |
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10秒後の改変可能な未来予知 | 嘘を吐く女を念獣として配下に加える |
カキン第四王子、ツェリードニヒ。
恐らく作中で最も念の才能に恵まれ、また最も邪悪な念を使う男です。
最強の念能力者となる未来が見えるものの、王位争奪戦の真っただ中である船上では、未だ発展途上でもあります。
それも、本格的な念戦闘を行ったことがないというハンディキャップは、思いのほか大きいものでしょう。
とはいえ師事を受ける過程でどれだけ上達するかは定かでなく、場合によっては経験を凌駕する膨大なオーラを発現させる可能性はあります。
ツェリードニヒの能力はチート?
- 絶状態で目を閉じる
- 一瞬で10秒後(持続でその後も+)の未来が見える
- 目を開けてからは見えた未来を改変可能
- 周囲の者は改変前の事象しか認識出来ない
上記がツェリードニヒ固有の念能力。
一見してチートに見えるこの能力ですが、念の戦闘においては案外効果的でない可能性が高いです。
対峙した状態から「よーいドン」で始まる競技的な戦いでは簡単に先手を取れるでしょうが、念の戦闘はそうとは限りません。
意識外から即殺されたり、攻撃自体に気付けない場合には発動するタイミングが無いからです。
また予知した未来に対応するのは、あくまで自身の身体能力だけである点も弱み。
現時点で他の能力を有しない(と思われる)ツェリードニヒは、目を開けてからは10秒以内に相手を無力化するか、或いは防御、回避行動を実行しなければなりません。
例
- 10秒では倒せない位置の相手(ゼノの龍頭戯画など)
- 10秒では逃げ切れない広範囲の念攻撃(カイトの死神の円舞曲など)
- 10秒後も持続する念攻撃(ヒソカのガム、ゲンスルーの爆弾など)
想定するにこの能力は主に、対話でウソをあぶり出したり、危険地域の探索を行う時が最も輝くのではないでしょうか?
そう考えると、皮肉なことに”誰よりもハンター向き“な能力であるとも言えますね。
33位:シュート
暗い宿 |
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ダメージを与えた部位を奪う |
蟻討伐隊の志願兵。
左腕を自在に飛ばして操り、ダメージを与えた部位を籠の中へ閉じ込める能力を有します。
特筆するほど変わった能力でもなく、また強みも見られないシュート。
しかし対ユピー戦で覚醒した彼の真価は、その意思力にあるでしょう。
大きな攻め手とはならなかったとはいえ、王親衛隊と一定時間相対したという事実は、彼に秘める相応の実力を示しています。
32位:パーム(蟻)
淋しい深海魚 | 暗黒の鬼婦神 |
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三人までの対象を俯瞰で見られる | 毛髪で全身を覆って強化する |
蟻の討伐隊に参加した念能力者。
ヒトであった頃は自身の強化系と合わない偵察系の能力を有してましたが、蟻化したことでマッチした暗黒の鬼婦神を獲得。
キルアいわく、「攻撃力だけなら自分より上」とのこと。
精神的な不安定さを危険視されていたものの、仲間の呼びかけで理性を取り戻しました。
偵察スキルは情報戦の要である上、自身も強化系でバリバリ戦闘可能。
実はかなり強キャラ化の可能性を秘めているのかも?
31位:マチ
念糸 |
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念で作り出した糸を操る |
幻影旅団ナンバー3のマチ。
念の糸による縫合が得意で、旅団の回復要因としての立ち位置が主です。
念糸は一トン近いものを吊り上げられるようで、かなりの強度と耐久性を併せ持ちます。
また糸自体を”絶“状態に保つことも可能で、尾行に大きく役立つようです。
戦闘においては首を絞め上げる使い方が想定されるものの、搦め手としての一手にはやや欠ける印象。
体術もそれほど強い部類ではないので、旅団の中では戦闘能力が低い部類にカウントされますね。
マチの弱さは迂闊さ
作中ではヒソカを影ながら慮る場面が多く、その優しさにフォーカスされることの多いマチ。
しかし結果的にヒソカは旅団壊滅を宣言し、これまでの親切をちゃぶ台返しされました。
ヒソカに手玉に取られたり、旅団のルールを無視するなど、意志力や慎重さに欠ける行動の多い彼女。
念能力者にとって何よりも重要な「知能戦」においては、やや引けを取る印象です。
しかし作中でもっともカワイイとの声も多く、人気のあるキャラクターでもあります。
僕個人的にも大好き。
30位:ゴン(通常)
ジャジャン拳 |
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強化の拳・変化の斬撃・放出の波動 |
本作主人公。
グー・チョキ・パーを”強化・変化・放出“でそれぞれ放つワザを使用。
かなり長いこと戦闘描写がなく、更に”暗黒大陸編”では念能力そのものを喪失しています。
能力自体はバレても応用の利くものへ進化させたが、ややヒネりに欠けるため決定的な必殺とは言い難いような。
念の伸びしろはツェリードニヒに次いで最強クラスと思われるので、純粋なオーラ量の暴力で圧殺するスタイルになっていくのでしょうか。
強化系は弱い?
「単純な強化系がシンプルで一番強い」と作中では言われているものの、今のところはその傾向はちょっと怪しいものと疑わざるを得ません。
特に型にハマればワンタッチで相手を制圧出来る操作系は図抜けており、次点で対象に”絶“を強要するタイプの具現化系能力(クラピカなど)が強く見えます。
強化系は搦め手を持たないことが大半で、こうした能力に対抗する手段が限りなく乏しいです。
少なくとも現段階で、どんな奇策も通じないような、圧倒的な実力を持つ強化系能力者は登場していません。
29位:ビスケ
魔法美容師 | 体質 |
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マッサージ効果によって回復速度を向上させる | 肉体年齢の変化 |
ダブルハンターとして名を連ねる、ハンター協会のお母さんお姉さん。
戦闘に有利な念能力は持たないものの、開放した真の姿はかなりの膂力を持っています。
しかしバックアップ要員としては限りなく有用である反面、やはり特別な切り札が無いというのはマイナスポイント。
年の功によるアドバイザー的な一面が強く、第一線でゴリゴリ戦うタイプではないですね。
28位:フィンクス
廻天 |
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腕を回した回数に応じてパンチ力を上げる |
幻影旅団ナンバー8、フィンクス。
強化系能力者らしく、パンチ力を上げる念能力が武器です。
一見して強力な能力に見えるものの、そもそも戦闘の鉄則は「最小の火力で最大の戦果を得る」です。
本人も回した回数でどれだけの威力が出るかも把握出来ていないため、多大なオーラを無駄打ちする危険があるため、効率的な念能力とは呼べません。
またどれだけ強力な一撃も、当たらなければ無意味。
遠隔で受ける攻撃をどれだけ掻い潜れるかが、フィンクスだけでなくすべての強化系能力者の命題でしょう。
27位:シャルナーク
携帯する他人の運命 |
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アンテナを刺した対象を操作する |
幻影旅団ナンバー6、シャルナーク。
いかにもな操作系能力者で、手に持った携帯電話とアンテナが武器。
操作系は決まれば一撃で相手を無力化出来るため、インスタントにキルを獲得出来ます。
ただし相手に近付いてアンテナを直刺ししなければならない点と、操作対象をわざわざ携帯電話で操らなければならないのは大きなデメリット。
またアンテナ自体の強度もたいしたことがなく、蟻の外骨格に阻まれたり、ヒソカに簡単に握り潰されたりしています。
相手からすれば解除条件も簡単に見破れるため、対多数戦では著しく弱い能力に降格しますね。
相対的に、操作系能力の中ではかなり弱い部類でしょう。
オート操作では保有するオーラ量が増大するようですが、あくまで緊急用でしかないのがネック。
相対する相手のオーラがそれを凌駕している場合、駆け引きなしのぶつかり合いで単に敗北するだけですから。
そもそも思考することを放棄した場合、念の戦闘では負けを意味していますよね。
26位:ノブナガ
念能力「???」 |
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刀を使用したカウンター系と推測される |
幻影旅団ナンバー1のノブナガ。
初期から登場しているものの、未だ念能力については明らかになっていません。
恐らく刀を使用したカウンター系能力であることは推察されるものの、実力の多くは未知数です。
しかしウボォーギンとの会話では「替えの利く戦闘要員」と自称していることから、それほど得意な戦闘スタイルではないと思われますね。
ノブナガの円が短すぎる件
作中での”円”半径は4mとされ、その短さから「実は弱いんじゃね?」という疑惑をかけられたノブナガ。
以下は参考までに、登場キャラの円を一覧にしたものです。
キルア | ノブナガ | バビマイナ | カイト | ゼノ | ピトー | メルエム(王) |
57cm | 4m | 室内全域 | 45m | 300m | 2km | 宮殿全域以上 |
こうして見ると、やはり作中で強者とされた者には比例して大きな円の範囲が備わっています。
ですが基本的にオーラの最大量が円の半径にはある程度関わるものの、それがそのまま戦闘能力に直結するとは考え辛いです。
例えばカイトはキルアの100倍も強いでしょうか?
またピトーの円範囲は恐らくメルエムを超えていますが、しかし実力差は明白です。
よって円の半径がそのまま実力を示すものでなく、個々人で得手不得手もかなり分かれると思われます。
また単純な半径だけでなく、その質や密度も関わりがあると考えるのが自然でしょう。
ちなみにセンリツと同室でカチョウ王子の警護にあたっているキーニによると、円によって人物の顔立ちを探ることは、ある程度の使い手であれば可能なようです。
(王の専売特許ではない)
25位:ボノレノフ
戦闘円舞曲 |
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身体に空いた穴で演奏した曲を身に纏う |
幻影旅団ナンバー10、ボノレノフ。
身体中に穿った穴で曲を演奏し、それを具現化する能力を使用します。
木星の威力はかなり大きそうですが、やはりネックは演奏を封じられること。
身体にキズを付けられたり、或いは大量の水などをかけられれば正常な音階は出せなくなると推測されます。
環境依存度が高く、安定したパフォーマンスが出辛いことが予想されるため、単独行動はかなり危険な部類になるでしょう。
24位:ナックル
天上不知唯我独損 |
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ダメージを利息付きで貸し付ける |
蟻討伐隊の志願兵。
オラついた容姿と裏腹に、優しさに溢れた漢でもあります。
50m以内に居続けることで、どんな相手もいつかは”絶”状態に追い込めるのが能力の強み。
相手からのダメージは返済分に回るため、死亡確定の一撃も耐えうる可能性があるのはメリットでしょう。
ただし弱点は、作中で多く見られた彼自身の優しさと甘さ。
それらは念能力に色濃く出ており、「破産後」に30日間の絶であるという部分は、明らかにパフォーマンスに枷を嵌めています。
破産後に30日間もの付きまといを設定出来るならば、「即死」にしてもお釣りが来るはずですから。
出来る限り「不殺」を貫きたいという、ナックルらしい制約ですね。
23位:ハルケンブルグ
念能力 | 守護霊獣 |
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矢で射貫いた相手の意思を奪う | 刻印を持つ者を相互強化する |
第九王子、ハルケンブルグ。
守護霊獣の効果が絶大な上に、発動条件自体もかなり容易なために強力です。
従者に対し、半覚醒とはいえ念を強制発動させるため、総合的な戦力増強に著しく寄与します。
また自身で有する「矢」の特性もかなり強く、防御無視の貫通で意思を奪い取るというもの。
操作系能力の多くが相手に近付いたり、或いは面倒な手順を強いられるのに対し、遠隔でここまでの効果を発動するのはかなりオーバーパワーでしょう。
とはいえ本人には念能力の戦闘経験がないため、熟練の能力者とタイマンで対峙した場合には危険は否めません。
あくまで従者と共に行動し続け、守護霊獣の強化系を活かした、囲んでボコる単純な戦法が最も強いと思われます。
22位:フェイタン
許されざる者 |
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受けたダメージを相手に返す |
幻影旅団ナンバー2、フェイタン。
受けたダメージを太陽にして返す太陽に灼かれては、不可避の上に強烈な攻撃性能を持ちます。
果たして念による防御が有効かすらも怪しく、実質的に発動すればそのまま勝利がほぼ確定しますね。
また平常時も仕込み杖(傘)を使った肉弾戦がかなり強く、念の基本が体術であることを強く印象付けます。
しかし唯一の欠点は、ダメージを受けなければ許されざる者は発動出来ないという点。
ダメージで即殺されたり、或いは毒を受けたりすれば発動条件は満たされません。
また念の中にはダメージを与えずに相手を制圧するものも多く、その手の能力には抵抗出来ないでしょう。
21位:フランクリン
俺の両手は機関銃 |
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両手の十指から念の弾を射出する |
幻影旅団ナンバー7、フランクリン。
放出系能力者で、切り落とした両指からマシンガンのように念弾を発射します。
体格の良さから肉弾戦もイケそうですが、作中では掃射しか見せていませんね。
役割的に雑魚散らしが目立つものの、恐らくタイマンでも強みは出るでしょう。
良い意味でシンプルな念能力であるため、対応するのは厄介そうに思えます。
念弾が効かないほどのオーラを纏う能力者でなければ、被害なしにフランクリンを倒せるイメージが湧きません。
20位:クラピカ
絶対時間 | 癒す親指の鎖 | 奪う人差し指の鎖 |
全系統の能力を100%使用可能 | 再生能力を強化 | 相手の念能力を一時的に奪う |
束縛する中指の鎖 | 導く薬指の鎖 | 律する小指の鎖 |
対象を拘束し”絶”状態にする | 対象の嘘を検知する | 対象にルールを強要する |
作中でも有数の、多数の能力を同時に保有する念能力者。
かなり汎用性が高く、なおかつ絶対時間の効果が抜群に強力。
一時は幻影旅団以外には無力であるとされたものの、新たに明かされた奪う人差し指の鎖の効果によって評価が一変。
強キャラの立ち位置を確保することになりました。
針さえ刺さればほぼ勝ち確の”絶”状態に持ち込めるため、能力を奪う効果はあくまで副次的なものでしょう。
とはいえ一人の味方に限って能力を分配出来るというのは、それだけでコンボの幅が猛烈に増えます。
効果自体はクロロの盗賊の極意と似ているものの、扱いやすさや制約の点ではコチラに軍配が上がるでしょう。
絶対時間中であることやその持続が欠点ですが、それらを補って余りある強烈な強みが奪う人差し指の鎖には詰まっています。
19位:ノヴ
4次元マンション | 窓を開く者 |
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念で作り出した部屋にアクセスする | 手の平の範囲を虚空へ送る |
ネテロによる指名で、”蟻の王討伐隊”に参加した念能力者。
驚くほど利便性が高く、制約の少ない4次元マンションはサポートに鉄板の役割を果たしました。
戦闘自体も隠密性に長け、決まれば一撃死の必殺スキル持ち。
しかしメンタルに難があり、ピトーやプフの”円”に触れた際は、多大な心労を引き起こし、一時的に戦線を離脱。
心の弱さはすなわち念の弱さであるため、思うほど自分のパフォーマンスを発揮出来ない一面が見えます。
18位:ミザイストム
密室裁判 |
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三色のカードで相手の行動を制限する |
十二支んの”牛”担当、クライムハンターのミザイストム。
武力に関しては少なくともチードルよりも上であると、パリストンから明言されています。
先手を打てればほぼ黄色の”警告“で相手を拘束出来るため、対面した状態ではかなり厄介な念能力でしょう。
また作中では今のところ赤色の「退席」について描写がありませんが、黄色よりも更に直接的なダメージが予想されます。
十二支んは強いのか?
十二支んの中には、モラウ・ノヴがネテロによって蟻討伐に指名されたことを不満に思う声が挙がっていました。
これらは暗に、彼らの実力が十二支んよりも下であると示しています。
13代会長選挙では、暴れるジンを止められるのが十二支んであるかのような叫びも描かれていました。
よって個々の差はあれど、ジンに比肩ないしは、それに次ぐ程度の実力者が揃っていると考えるべきかもしれません。
とはいえ実際の実力がある程度描かれているのは未だミザイストムのみであり、その他の面々に関しては不明なままですね。
あまりにも過大評価をするのは早計でしょう。
また元・十二支んのパリストンに関しては自他共に「弱者」というレッテルを貼られていますが、これも実際には怪しいところ。
ビヨンド配下の協専メンバーと同じく、水面下で牙を研いでいる可能性はあります。
特にジンの念能力を覗き見ようとしたシーンでは、のちのバトルを想起させるような意志が垣間見えていますね。
17位:キルア
雷掌 | 落雷 | 神速 |
---|---|---|
スタンガン | 落雷を起こす | 通常を超える速度で行動する |
ゴンの親友。
身体操作・毒耐性・電撃耐性など、念能力獲得前からすでに人間を超えたポテンシャルを有していました。
現在は暗殺術の多くを封印しているものの、念とのハイブリッドならば相当に強いキャラクターだと思われます。
また充電という下準備が必要なものの、電気を用いた念能力はかなり強烈。
電撃は通常、生物にとって抗えない衝撃です。
ユピーですら落雷にはショック状態となり、動きを封じられました。
また自身を加速させる神速は非常に汎用性が高く、攻め・守り・逃走と、全状況で切り札となる強さを秘めています。
16位:ツボネ
大和撫子七変化 |
---|
自身の身体を乗り物へ変える |
ゾルディック家執事。
ゴトーら執事からは「先生」と呼ばれ、キルアを唯一”ちゃん付け”で呼べる豪気さがウリ。
明らかに他執事より優れたポテンシャルを見せ、神速を使用したキルアにも引き離されずに追跡し続けました。
またルール違反の際には「抵抗・即失神」と警告をしており、それが可能な人選をシルバが選出していると思われます。
またイルミに対しても劣らないと思われるモノローグがあり、実際の実力は底が見えないものがあります。
ただし判明している念能力自体は、「乗り物へ変身」という非攻撃タイプであるため、さほど戦闘で有利になるとは思えません。
またジョイントタイプであるため、必ず帯同者を必要とする面も難点ですね。
15位:レイザー
念能力 |
---|
14人の悪魔を具現化する |
グリードアイランドでゲームマスターをつとめた念能力者。
元囚人でしたが、ジンによって指名されてゲーム内に入ることになりました。
作中ではルール有りのドッヂボールでゴンたちと対戦。
ここで使用した能力が、14人の悪魔を召喚するものでしたね。
冷静に考えると、これって割とヤバめな能力。
個々の強さは異なるものの、それなりの実力を持つ分身を同時に、しかも複雑に操れるのですから。
念に関わらず全て戦闘において、数の暴力はシンプルに強く、邪の道を許さない王道でもあります。
複雑な手順不要で14体もの手下を具現化されれば、およそ大抵の能力者は太刀打ち出来ないと思われます。
14位:カイト
気狂いピエロ |
---|
出た目に対応した武器を具現化する |
ジンの弟子にして、キメラアント編ではゴンとキルアの師匠役をつとめた念能力者。
1~9までのスロット番号に対応した武器を具現化し、固有の技を出す念能力を使用します。
スロット部分のピエロがやかましく喋る上、出す武器を選べないのが難点。
また出した武器は対応した技を発動するまで消せないため、シチュエーションによっては危険な場合もありそうですね。
本来ならば振れ幅のある能力は好まれないはずですが、あえてそうしたリスクを負うことで念自体の威力を底上げしていると思われます。
13位:モラウ
紫煙機兵隊 | 監獄ロック |
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煙で作り出した兵士を操る | 力で破壊できない煙の檻を作り出す |
ネテロ会長によって蟻討伐に指名された念能力者。
巨大なキセルを使用した、煙を操る念能力が持ち味です。
モラウの能力は直接的な破壊を目的としたものではなく、偵察や隔離、攪乱といったサポートの特色が強いです。
これらはネテロによる指名に強く関わっており、単純な戦闘力よりもバックアップを求められたということですね。
彼の最大の持ち味は、老獪な戦術と経験則に基づいた読み合いの深さ。
作中でも有数の戦闘経験を持つと予想され、これまで築いた経験値は膨大なものになるでしょう。
本人いわく、「戦闘には不向き」とのことですが、これは過小評価ですね。
12位:イルミ
念能力 | 念能力 |
---|---|
針で変装する | 針を刺した人間を操る |
ゾルディック家長男。
シルバ派・ゼノ派とはまた別の思惑を持って動いており、キルアを傀儡とする屈折愛を原動力としています。
針による人間操作は市街地戦で最大限の効果を発揮すると見え、念に未覚醒な者も優秀な配下として使用出来ます。
また操作系の特徴である、「条件を満たせば一撃」を活用出来るのもポイント。
彼の場合は、手持ちの針を刺すことで完遂します。
相手に近付かなければならない点や、針自体の強度に疑問が残る点はシャルナークと同じく。
しかしイルミは膨大な数の針を所持していると思われ、またその種類もさまざまです。
仮に自己強化として針を使用出来るのであれば、相当に危険な能力者としてカウントされるでしょう。
ヒソカいわく、「95点」の男。
11位:ヒソカ
伸縮自在の愛 | 薄っぺらな嘘 |
---|---|
ガムとゴムの性質を持つ念を使用する | 触れた対象の表面を偽装する |
戦闘狂の念能力者。
スリルジャンキーで、常に拮抗した実力者との対戦を熱望しています。
能力バレしても一向に弱みの見えない伸縮自在の愛がシンプルに強く、”隠”の併用で膨大な戦略をフレキシブルに実現可能です。
基本は体術ベースのために能力自体は決め手としては欠けるものの、サブウェポンとして使用するカードも充分に殺傷能力を有していますね。
クロロとの天空闘技場戦では敗北し死亡したものの、「死後に強まる念」によって自己蘇生を果たします。
これが毎回決まるとすれば、かなり厄介な念に該当するでしょう。
ヒソカは実は弱い?
“ヒソカ弱者説“の引き合いで常に持ち上がるのが、天空闘技場での対カストロ戦。
明らかに念能力者としては弱者である彼に対して、腕をもがれるほどの苦戦を強いられたように見えます。
しかし作中でヒソカは、自ら危険や興奮を求める癖があることは周知です。
よってカストロ戦での攻防は、かなり自身の実力を手抜きした結果であると考えるのが妥当でしょう。
マチによる縫合も受けられるため、腕を落とされる程度のことは何とも思っていない可能性が高いです。
またヒソカは相手の手札(念能力)がオープンされた上で勝負することを好み、その攻略を醍醐味としている節もあります。
(モラウが同じスタイル)
つまりカストロ戦では、虎咬拳という役を上回る手札を見せるための下準備のようなものだったのでしょう。
10位:シャウアプフ
鱗粉乃愛泉 | 蠅の王 |
---|---|
鱗粉に触れた相手の感情を察知する | 分身を作り出す |
蟻の王直属親衛隊。
参謀の中では頭脳役としての役割が強く、民衆の洗脳などを任されています。
戦闘に特化した能力はないものの、好きなだけ分身を作り出せる蠅の王や、感情を丸裸にする鱗粉乃愛泉は扱い方次第では強烈に決まる可能性を持っています。
作中では王の護衛という使命に命を懸けていたため、ガチガチにバトルする場面はほぼありませんでしたね。
とはいえ、オーラの総量でノヴが折れるほどの実力を持っていることは確か。
念の扱い方という知識部分では人間に劣るものの、単純なぶつかり合いではそこらの念能力者には負けないでしょう。
9位:ネフェルピトー
黒子無想 | 玩具修理者 |
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自身を含む対象を操る | 対象を修復する |
蟻の王直属親衛隊。
瀕死の重傷でも修復可能な特質系能力の玩具修理者は、非常に貴重な回復手段。
更に操作系に属すると思われる黒子無想は、忠実な傀儡の量産から自身の強化と幅広く使用出来るため、使い勝手の良い能力でしょう。
しかし黒子無想でゴンを操作しようとはしなかったことから、操作系の最大の利点である「条件を満たせば一撃」を扱えない(或いは条件が厳しい)のはマイナスポイント。
恐らく自身の体術を過信したために、このような致命的欠陥を持つ能力になったのでしょう。
基礎能力はもちろん爆発的に高いものの、それを上回る相手には無力であるのは決め手に欠けますね。
8位:シルバ
念能力「???」 |
---|
放出、或いは強化系能力と思われる |
ゾルディック家、現当主。
作中でおよそ能力と思われるものの使用が無いにも関わらず、圧倒的なヤバさを感じさせる念能力者です。
対クロロ戦では拳の周りに圧倒的なオーラを纏っており、そのシーンだけ見れば放出系、または強力な強化系能力者であると思われます。
またキメラアント編では上空よりヂートゥを一撃で粉砕しており、素早さでトップクラスと思われる蟻にもまるで意に介さない一面を見せました。
しかしクロロと比肩する能力者であると推測されるものの、現段階ではやや材料不足。
またゾルディック家の当主交代にまつわる法則も明らかでないため、父親を上回っているかも不明になります。
7位:ゼノ
龍頭戯画 |
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龍を模したオーラを操作する |
ゾルディック家、前当主。
「生涯現役」と「一日一殺」がモットーな老人です。
龍を模したオーラを放出・操作する龍頭戯画は、シンプルイズベストの極み。
受ければノーダメージではいられない念の塊は、まず回避するだけでも一苦労。
更に掻い潜って懐に潜ろうとも、体術でゼノを上回る必要があります。
近~遠距離まで隙の無い攻撃手段があるというのは、対峙する相手にとっては脅威そのもの。
更にキメラアント編で明らかになった龍星群は、屋外戦ではおよそ無敵と思うほかありません。
オーラが底打ちするまで延々と安全圏から広範囲爆撃を行われれば、たいていの念能力者には太刀打ちする術すらもないでしょう。
- 空を飛ぶ能力があり、そこから近付いてゼノを圧殺する体術を有している
この条件を満たす念能力者がどれだけ居るのか、甚だ疑問です。
6位:モントゥトゥユピー
念能力 | 念能力 |
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身体を変形させる | 腕からオーラの砲弾を発射する |
蟻の王直属親衛隊。
より戦闘に特化した役割を担っており、魔獣としての性質がもっとも色濃い個体です。
禍々しい形態に変化することで、触手・複眼といった身体の特徴を活かして相手を叩き潰すのが特徴。
更に戦闘のさなかで進化をしていくことで、より強力な体型を手に入れました。
腕から発射される、放出系と思われる念弾は強力無比で、受ければ即死を免れないでしょう。
しかし駆け引きや読み合いといった、念能力者同士のバトルには経験値が浅く、熟練した相手にはやや後れをとる印象。
ゴリ押しの効かない操作・具現化系などを相手にした場合は、あっさりと敗北してもおかしくないでしょう。
5位:クロロ
盗賊の極意 | 栞のテーマ |
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相手の能力を盗む | 栞を挿したページの能力を使用出来る |
幻影旅団団長、クロロ。
厄介な手順と相手の生存が条件であるものの、能力を奪い取れる盗賊の極意は極上の念能力でしょう。
対応する相手によって有効な能力を無数に展開出来るため、常に優位性保つことが出来ますからね。
攻略する相手側からすると、立てた対策が一瞬でフイになる絶望しかありません。
特にカウンタータイプを危惧すれば、めくるページが変わるたびに攻め手を控えざるを得ません。
更に対ヒソカ戦で披露した、栞のテーマはまさにチート級の能力。
本来なら仲間と共に行うべき念のコンボを、たったひとりで、しかもいくつもの種類を発動出来てしまいます。
世界中の念能力をすべて使えると仮定した場合、恐らく相手に対面せずとも即死確定のコンボは無数にあると思われます。
本来なら対ヒソカ戦で同じコンボにこだわり続ける必要は無かったのですが、あまりにも無数の能力を展開すると作中のバランスブレイカーとなってしまうため、自重させたと思われます。
しかし栞のテーマの採用には何らかの「枷」が増えたらしく、その条件次第ではこのランキングを見直す必要があるかもしれませんね。
4位:ゴン(成長後)
ジャジャン拳 |
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爆発的に威力が増したジャジャン拳 |
いわゆる「ゴンさん」と呼ばれる、制約と誓約によって顕現した青年期のゴン。
ピトーをお手玉で圧殺した姿は、その凄まじいポテンシャルを窺わせます。
まさしく強化系を体現したような圧倒的パワーは、搦め手や奇策が通じないレベルであることを予感させます。
ゴンはジンを超えるのか?
少年マンガのお約束で言えば、子は父を上回るもの。
しかし、シビアで残酷な富樫ワールドでも、同じようにそれらが当てはまるかはちょっと疑問です。
ジンにはゴンにない、良い意味のユルさと尋常でない読みが備わっています。
恐らく剛直にストレートをぶん投げるゴンの強化系な気質は、のらりくらりとしたジンには軽くいなされるのではないでしょうか?
容姿こそ似ているものの、中身はまるでタイプが違う父子なのが面白いところです。
3位:ジン
念能力「???」 | 体質 |
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不明 | 打撃系能力をトレースする |
ゴンの父親。
ネテロ会長いわく、「念能力者で五指に入る」とのこと。
作中ではいまだ能力も実力も未知数である部分が多く、底の見えないキャラクターでもあります。
少なくとも念の器用さにはかなり特化しており、「イボクリ遊び」や「打撃系念能力のトレース」といった特技を披露しました。
また読み合いも長けており、パリストンの仕組んだ茶番劇を一瞬で見破るなど、抜け目のなさはピカイチ。
直情的に見えてその実、非常に理知的で頭の回転が早いことが窺えます。
ドン=フリークスが最強か?
姓からして、ジンやゴンの数世代前の血縁者であると予測されるドン=フリークス。
彼は生存すらも困難と思われる暗黒大陸で、少なくとも「新大陸紀行」の東編をリリースしています。
西編に関する仮説では、
とされています。
仮に未だ執筆中であるとするならば、間違いなく現行の登場人物の中では、最強の念能力にカウントされるはずでしょう。
とはいえ、その存在すらも疑わしいことから、今回のランキングには参加していません。
2位:ネテロ
百式観音 |
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観音像を具現化する |
ハンター協会の最重要職にして、最強とうたわれたハンター。
全盛期よりは衰えたものの、未だ比肩する者なし、との呼び声が高いです。
恐らく具現化系と思われる、百式観音の掌打は高速にして強打。
対峙したのがメルエムであったためにほぼ無傷で済んでいましたが、並みの念能力者であれば、まず壱の掌で即死でしょう。
更に奥の手として備えている零の掌は不可避であるため、肉体とそれを纏うオーラのみで耐えなければなりません。
どう転んでも全挙動が死亡に繋がっている、まさに最強の人類と呼ぶに相応しいハンターと思われます。
回想の中でも、敗北した記憶がほとんど思い出せないようなことを呟いていますよね。
性格からして雑魚狩りをしているハズはないので、これは恐るべき戦績としか言いようがないです。
1位:蟻の王(メルエム)
念能力 |
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食べた対象のオーラ・能力を吸収する |
最強の念能力者は蟻の王、メルエム。
食べるほどにオーラ、および能力を取り込めるため、無尽蔵に強化される最強の念能力を保有しています。
キメラアントの危険外来種ランクは”B“とされておりものの、それは従来の統率がない、無秩序状態を想定しています。
女王から生まれたメルエム王の存在は、恐らくこれまで予測されなかったタイプの進化。
よって暗黒大陸に居るとされる、更に上のランクの生物よりも段違いに危険であると考えるのが自然でしょう。
ナックルが言ったように、もはや個人で相対するものでなく、国家レベルの武力でなければ壊滅は不可能でしょう。
ネテロが切り札として薔薇を持ち出したのも納得です。
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