マンガ版【ゴブリンスレイヤー】にて、冒険中のゴブスレさんの女房役をつとめる女神官についてまとめたページになります。
昨今珍しいほどにいじらしく慎ましい、まさに聖職者の鑑と言える彼女。
その魅力を深掘りすることで、更にゴブスレワールドを楽しんでいきましょう。
基本スペック
年齢は15歳。神殿育ちの孤児で、成人をきっかけに冒険者として活動を開始。
白磁等級として冒険者登録を済ませたおりに、同じく新米の冒険者パーティにヒーラーとして誘われることに。
彼らの先を急ぐ姿に一抹の不安を覚えつつも、彼女の最初の冒険が始まっていき……
使用する奇跡一覧
聖光 | 小癒 | 聖壁 |
---|---|---|
まばゆい光を放つ | 傷を癒す | 盾を生み出す |
沈黙 | 浄化 |
---|---|
対象の言葉を奪う | 穢れを祓う |
文字通りクラスは神官で、神殿に属する聖職者。地母神に授かった聖なる奇跡を用い、癒しや守りを得意とします。
マンガ版では『浄化』以外の術が既出となりますね。
ゴブリンスレイヤーの考えるフレキシブルな応用によって、本来では想定しない使い方でこれらを用いるのが醍醐味。
特に『聖壁』によるサンドイッチや隔離などは図抜けて期待値の高い変則使用であり、こうした搦め手は遥かに格上の相手を倒す際に役立っています。
新米の頃から3回の奇跡使用回数を有しており、かなり優秀な素質を持つことがうかがえます。
賢者の学院を優秀な成績で卒業した魔術師でさえも2回の『火矢』しか扱えなかったことを鑑みると、学生レベルではトップクラスと推察されますね。
公式設定でも素養は飛び抜けているとされており、将来的な飛躍を期待される、エース的な存在と言えるでしょう。
奇跡の運用に良心の呵責をおぼえることも
地母神の奇跡は本来、人を護り、癒すためのものとして考えられているようです。
少なくとも神殿でそう教わった女神官は、暴力的な術の運用に心を痛めることもあります。
ゴブリンスレイヤーの柔軟な発想力を影響として受け、いわゆるフレーバーテキストを曲解して奇跡を行使出来ることに気付いてしまったんですね。
ですが時に痛むその心こそ、彼女の人間らしさを示す何よりの証拠とも言えるでしょう。
“失敗した”新人冒険者
冒頭1話目、死を目前にした女神官は、たまたまゴブリンスレイヤーに救われます。
本来なら白磁等級の新人冒険者が頻繁に陥る末路として、ただただ死ぬか、或いはもっとひどい目にあっていたことは明白でしょう。
どんなに優秀な素質を持ち合わせていようと、無知の空手でゴブリンの巣穴に挑むほど恐ろしいことはありません。
作中ではこうした無謀を勇気と履き違え、ゴブリンによって壊滅するパーティがいくつも描かれます。
あとほんの一瞬遅ければ、彼女もそうした”一例“の仲間入りを果たしていたでしょう。
最初の冒険前に危険を察知していた
装備の不足を訴えたり、受付嬢の仕草から妙な胸騒ぎを感じていた女神官。
不安は的中し、バックアタックを受けてパーティは壊滅しました。
こうした危機察知能力は冒険者にとって必需の第六感であり、生存率を著しく左右する特殊技能でもあります。
単純に奇跡の運用回数だけでなく、女神官が最初から優れた冒険者の資質を揃えていた理由の中には主に、この危険予知能力が挙げられるでしょう。
作中ではたびたび機転を利かせたとっさの行動が目立ち、そのいずれもが一党の危機を救っています。
彼女自身は自己評価が低く、銀等級のパーティメンバーに引け目を感じるような葛藤があります。
しかし実状だけを見れば、決して他のメンツに劣る働きとは言えないことが窺えるでしょう。
実は初見じゃなかったふたり
互いにまったく気が付いていないものの、実は5年前に神殿で出会っていたゴブリンスレイヤーと女神官。
当時新米だったゴブリンスレイヤーは、とある村の単独防衛戦でぼろきれのようになってしまいます。
そこで居合わせた幼少の女神官は、彼の傷を見て「何かをしてあげられないか」と思います。
その祈りは地母神に届き、その時初めて奇跡『小癒』が発現。
ゴブリンスレイヤーの傷を、無意識のままに癒すことになったのです。
あらゆる骰子を受け付けないとするゴブリンスレイヤーですが、この再会だけは運命じみたものを感じずにはいられませんね。
性格=天使
地母神は天使をこの世に遣わした…。
平たく言えば、性格は天使のそれです。
圧倒的な献身力と自己を省みない慈愛が持ち味で、傷付くなら他人よりも自分、と考える仕草が節々に表れています。
戦闘中も平時もそれらは変わらず、常におおらかで暖かい仕草が見る者を癒すでしょう。
そのぶん、裏表がなさすぎる性格のため、逆に不安にさせられる一面もあります。
都あたりの悪い男に簡単に騙されそうなので、辺境のギルドに配属されたのは幸運だったのでは。
ゴブリンスレイヤーを教育する一面も
戦いについてこそエキスパートなれど、それ以外はまるで無頓着なゴブリンスレイヤーを導く役目を買って出ている女神官。
「仕方のない人ですね」
上記は彼女のキメ台詞とでもいうような口癖で、無茶をやらかしたり人付き合いを誤った時には、年下ながらも、姉のように叱咤する一面が。
ゴブリンスレイヤー自身もそんな彼女の導きの甲斐あってか、徐々に言葉を選び、態度を和らげ、人と対話することを覚えていきます。
以前は単独専であった彼がここまで変化したのは、ひとえに女神官のおかげと言っても過言ではないでしょう。
アニメ版は上記リンクからどうぞ。
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