マンガ版【ゴブリンスレイヤー】にて、水の街で大司教を務める金等級冒険者、剣の乙女についてまとめたページになります。
伝説によって遣わされた勇者を除けば、人の身では最高位たる第二位の冒険者。
果たしてその人物像は、どのようなものなのでしょうか。
基本スペック

只人。年齢は不詳ながら、恐らく25歳以上。
本編より10年程前に、城塞都市の死の迷宮にて魔神王の一体を討伐し、その輝かしい栄誉から金等級に選ばれた6人のひとり。
今現在は冒険者としての活動は行っておらず、都市の治世を任務としている。
至高神に使える大司教であり、天秤をかたどった剣がその証。
視力はほぼ無く、影のように近くのものが見える程度。
使用する奇跡一覧

蘇生 | 聖撃 | 沈黙 |
---|---|---|
重傷を癒す | 聖なる衝撃を撃つ | 対象の言葉を奪う |
聖壁 | 鑑定 |
---|---|
魔法の盾を生成する | 道具の価値を見極める |
至高神に賜った奇跡。女神官の扱う奇跡と共通するものがいくつか存在し、地母神と近しいものを感じます。
もっとも威力や効果に関しては桁違いであり、本編時点のそれは比べるべくもありません。
特徴的なのは『鑑定』の権能で、これは至高神に仕える、しかも司教以上でないと扱えない特殊技能です。
城塞都市では邪険に扱われていたものの、本来であれば引く手あまたの人材と思われます。
外伝2 鍔鳴の太刀《ダイ・カタナ》の時点でも発動する奇跡はかなり高火力で、ゴブリン以外との対峙においてはメインアタッカーとしての立ち位置を確保しています。
更に蟲人僧侶・従姉との同時発動では、互いのシナジーによって祈らぬ者を滅していますね。
ゴブリン退治の依頼

英雄譚として語り継がれるゴブリンスレイヤーの唄。
それを耳にした剣の乙女は、水の街の地下に蔓延るゴブリンの退治を依頼することに。
しかし街の警備を統括する彼女は、軍や衛兵の実行権を握っているはず。
にもかかわらず辺境の、しかも一介の冒険者に小鬼の駆逐を依頼するというのは、いささか奇妙なことでもありました。
更に言えば彼女自身、かつて魔神王を討伐した豪傑のひとり。
たかがゴブリンの退治ごとき、赤子の手をひねるよりも簡単なはずなのです。
拭えないトラウマが原因


すべての原因は、彼女が至高神の神殿に身を置く以前のこと。
最初の冒険で『失敗した』彼女は、ゴブリンに囚われ、筆舌に尽くし難い辱めと恐怖を味わったのです。
それ以来ゴブリンと聞けば、身が竦み、震えが止まらず、夜も眠れない剣の乙女。
誰よりも強い金等級の冒険者は、何よりも弱い小鬼を恐れていたのです。
彼女が自らの街を守ることが出来ないのには、こうしたトラウマが関わっていたのです。
意外と子供っぽい性格

祭りに行けないので拗ねる剣の乙女。
凛とした佇まいは気張ったもので、実際は思いのほか子供っぽい性格な剣の乙女。
侍女からはいつもたしなめられています。
水の街の地下での一件以降、彼女の眠れない夜は終わったようです。
今では健康的な肉体と精神を取り戻しつつあり、小鬼の影に怯える日々は遠ざかりました。
お慕い申し上げております

依頼完遂後、すっかりゴブリンスレイヤーに惚れてしまった剣の乙女。
彼に近い辺境の街へ行きたがったり、情熱的な手紙をしたためたりとお熱です。
大人の女子だけあって、想いの伝え方はかなりストレート。
実際、去り際に告白していますしね。
しかしそこはゴブスレさん。彼の興味はゴブリンの鏖殺のみ。
色恋・恋慕にまったく取り合うそぶりもないので、成就には厳しく困難な道のりが予想されます。
ライバルも多いですからね。
国王とは旧知の仲

かつて祈らぬ者と最前線で戦っていた国王と剣の乙女は、冒険者としてはいわば同期組。
互いに剣を振るっていた過去を知る、貴重な旧友なのです。
今ではお互い治世に励む君主としての道を歩んでいるものの、ときおり面倒な些事をすべて投げ出して、一介の冒険者に戻りたいと願うこともあるようです。
しかし決定的なことがひとつ。それは国王は、剣の乙女にまつわる、ゴブリンのトラウマを知らないこと。
彼女も自らそうした事実を吐露するタイプではないので、ときおり彼の呟く、「小鬼ごとき」という言葉に身を震わせることも。
アニメ版は上記リンクからどうぞ。
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