マンガ版【ゴブリンスレイヤー】にて、パーティの魔術師をつとめる鉱人道士についてまとめたページになります。
樽のようなまん丸の体型に、豪気な口ぶりと態度の頼もしい、まるで父親のようなポジションを確立する彼。
その魅力を再確認することで、よりゴブスレワールドを楽しんでいきましょう。
基本スペック
種族は鉱人。年齢は107歳。不死の者かは不明ながら、只人や蜥蜴人よりは長命であるとされています。
背が低くまるっと太った体型が特徴で、恰幅の良さこそがドワーフらしさを表すと自負する節があります。
力の強さや耐久力を活かした前衛職に就く者が多い中、鉱人道士はあえて術士という道を選んでいます。
その天邪鬼な姿勢が、変わり者の上の森人や、蜥蜴僧侶とウマが合う秘訣かもしれません。
使用する術一覧
石弾 | 酩酊 | 風化 | 霊壁 |
---|---|---|---|
小石~岩を射出する | 対象複数を眠らせる | 対象を風化させる | 物質壁を生成する |
降下 | 恐怖 | 泥罠 |
---|---|---|
対象の落下速度を操作する | 対象複数を恐怖させる | 泥罠を生成する |
隧道 | 捕縛 | 使役 | 惰眠 |
---|---|---|---|
壁や床を掘る | 対象を束縛する | 各属性の精霊を使役する | 対象を眠らせる |
水歩 | 雨乞 | 着火 | 追風 |
---|---|---|---|
水上を歩行する | 雨を降らせる | 熱、或いは火を操る | 風勢を操作する |
行使する術式は作中トップクラスに多く、術士の名に恥じない手管を見せつけます。
攻撃的な魔法は『石弾』のみであり、補助的な術が大半を占めるのが特徴。
ゴブリンスレイヤーの考える、「武器で出来ないことを術でやる」という思考に見事に合致したラインナップですね。
四属性すべてに通ずる術も中にはあるものの、多くは土の精に由来した術式が占めます。
よって行使する環境の土や石の強さに術の威力が左右されるようで、ロケーションによっては強力無比に、或いは逆に弱まったりするようです。
またいくつかの術では何らかの触媒を用いる姿が見られ、『酩酊』なら瓢箪の酒、『恐怖』なら笛の音などが挙がります。
近接もイケる鉱人道士
緊急時には体重を活かした近接戦闘にシフト可能な鉱人道士。
術士にとって最も危険なのはインファイトに持ち込まれた時であり、その弱点をうまくカバーしているのは銀等級ならば当然の嗜みでしょう。
またスリングを用いた投擲技術も習得しており、術の使用回数を抑えたまま、遠隔で相手を攻撃する手段も取り揃えています。
前向きかつ、老練なる思考
107歳という年季で培った豪気で前向きな姿勢は、時に思考の沼に陥りがちなゴブリンスレイヤーや、若輩の一党たちを叱咤激励します。
見た目通り、パーティの親爺とも言える役回りを演じています。
人を見る目も養われており、通常なら「小汚く、弱そうな冒険者」として見られがちなゴブリンスレイヤーが、いかに機能的で実戦向きかを一発で看破しました。
また知識量では一党でも随一と言え、一見で相手の術式を見破るなど、対魔術師戦ではこれ以上に無いサポートと呼べるでしょう。
世界中の旨いものを食いたい
「世界中の旨いものを食うため」冒険をしている鉱人道士。
酒と食い物に目が無く、依頼の報酬はもっぱら胃袋に消えているようです。
懐には常にドワーフ秘伝の『火酒』を携行しており、その強烈なアルコールは一発で妖精弓手を酔いつぶれさせ、ゴブリンスレイヤーを眠らせるほどの代物。
酒の強さは一党内でも折り紙付きで、休日には飲み歩くのがルーティンワークと化しているそうな。
本当は妖精弓手に優しい鉱人道士
肉を食べられない森人をからかう鉱人道士。この部分だけを切り取って見ると、なんだかイヤミなオヤジに見えます。
しかし行間小話では、男三人組が野営の食事をこしらえるシーンが収録されており、そこで蜥蜴僧侶が鉱人道士を、「野伏殿にちくとばかし甘いのでは?」と茶化す一幕が。
内容としては食事の嵩を彼女のために増した、という他愛もないものですが、そこには普段の軽口を言い合う姿の、裏側にあるものを垣間見せる場面でした。
喧嘩するほど――、というのは、どうやら本当みたいですね。
『金床』命名の瞬間
今や様式美となった、鉱人道士と妖精弓手の軽口合戦。
中でも「金床のような胸」というからかいは、要所で繰り返される、いわば一種の挨拶のようなもの。
このワードはドワーフ・リザードマン・エルフの各代表者が集った酒場で既に命名されており、仕返しとばかりに妖精弓手は「樽のような腹だ」と返杯しました。
このやり取りがあるたび、いつも微笑む女神官と蜥蜴僧侶が見ていて何だかあったかいです。
アニメ版は上記から。
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