マンガ【ダンジョン飯】にて主人公をつとめる、ライオスについてまとめたページになります。
数多の作品の中でも飛びぬけて個性的で、アブない癖を持つライオス。
彼の魅力を再確認することで、よりダンジョン飯の世界を味わい尽くしましょう。
種族はトールマン
トールマンは文字通り背の高い人、という意味で、オーガに次ぐ身長が特徴的な種族。
大きさの割に耐久力や腕力は控えめで、それほど頑強というわけでもありません。
島の人間を見ると、もっとも比率の高い種族と考えられますね。
現実でいうところの”人間“に近い種であると思われます。
ライオスからすると、何かしら特徴を持った他種族を羨んでいるようですが、これは「隣の芝は青い」理論ですね。
チルチャックから言わせると、トールマンも充分に特徴に富んだ種族であるとしています。
なおトロールという伝説上の怪物の正体は、ハーフフットの言葉でトールマンを指したものだそうです。
よってトロールという魔物は実在せず、実際にはおとぎ話であることが分かります。
魔術も使える
トールマンはエルフ、ノームに次いで潜在的な魔力容量が高く、必然的に魔術の使用に適した特性を併せ持っています。
そこでファリンが霊術に優れていたのと同じように、ライオスにも魔術適性が備わっていることをマルシルは見抜きました。
また霊に対するアンテナの過敏さは家系によるものらしく、魔術を習ってからというもの、ライオスはたびたび幽霊からコンタクトを受けます。
このまま魔術を極めていけば、いずれはファリンに比肩する霊術師になれるかもしれませんね。
魔物大好きなライオス
ライオスは島の迷宮へ来るずっと以前から魔物に興味を持っており、その抑えられない欲求は『魔物を知りたい』を飛び越え、遂には魔物食へと移行。
よってファリンの一件はあくまできっかけに過ぎず、出来ることならもっと早くダンジョン飯を味わいたいと考えていました。
とはいえ彼にもある程度外聞を気に掛ける心が残っており、レッドドラゴンで全滅するまでは、その欲求をひた隠していたようです。
しかしあまりの手際の良さと知識量に、一発でチルチャックにそれらを看破されるライオス。
このハーフフット、色々と鋭い。
魔物オタクなライオス
やめたげてよお!
いわゆる『魔物オタク』という分類にあたるライオス。
その熱量は一般的な冒険者には理解されづらく、チルチャックやマルシルからはたびたびドン引きされることに。
こうしたマメ知識はいざ魔物と対峙した際に有用であることがあり、陰ながらパーティの戦力に寄与するシーンが頻繁に見られます。
“食“に特化したセンシとはまた違い、ライオスの武器はこの、幅広い魔物に対する知識と言えるでしょう。
動物の擬態が得意技
バジリスクを威嚇でビビらせるライオス。
こう見えても、魔物の習性を理解した適切な初手なのです。
更に特別ライオスが得意とするのが、猟犬の鳴き真似。
北方の田舎で暮らした彼は日頃から犬たちに囲まれて過ごしていたため、彼らの考え方や狩りの仕方、その吠える声などを学んだそうです。
そのクオリティは、妹ファリンのお墨付きです。
一見して冒険にまったく役に立たなそうな特技ですが、パーティの危機を救った実績も多数アリ。
冒険者としてはそれほど腕利きというワケでもないライオスですが、こうした技能によって、「狂乱の魔術師に一番近い男」と目されることになりました。
人付き合いの下手くそな男
ライオスは人の心の機微をうかがうことが絶望的に下手で、大雑把・鈍感・間が悪いと、三拍子をシュローから突き付けられました。
彼の中では東方から来た唯一無二の友も、実際には片思いでしかなかった哀しい勘違い。
しかもこれらは”不器用な美談“の類いでなく、単に「空気が読めない」という稚拙さしか感じさせないのがポイント。
言葉の裏側や意図を感じ取ることが出来ないライオスは、はっきりとモノを言える相手でなければ付き合い切れないでしょう。
しかしこれだけ鋼メンタルっぽいライオスから言わせると、もっと精神が頑強なのは妹のファリンだとか。
彼女は鋼を超えたアダマン、もしくはミスリルメンタルなんでしょうね。
人の世にあぶれた十代
故郷の村では妹を「呪い師」として迫害する人々に愛想を尽かし、兵役に出ていったライオス。
しかしそこでもうまく処世していくことは出来ず、流れ流れて島の迷宮へ辿り着きました。
昔から魔物にこそ興味があれど、人の心には疎かったことが原因と思われます。
その時にひとり村に残した妹のことが、彼の中ではずっと気がかりだったのでしょう。
たとえどんな境遇に陥ろうが、ファリンを助けることに一点の曇りもないのには、そういった昏い過去が関係しているんですね。
ライオスの好みの女性像?
サキュバスによって顕現した、ライオス理想の女性像。
マルチヘッドの狼を携えた、神々しくも獰猛な野獣の魔物です。
このシーン一見すると、「ライオスはマルシルに気があるのか?」と考えがちですが、真相はちょっと違うような気もします。
これまでの彼の人間に対する姿勢を見れば分かりますが、そもそも人の顔すらも記憶できない性分。(カブルー、狂乱の魔術師を全然覚えていない)
つまり彼にとって身近な記憶している女性というのは限りなく少数で、マルシル、ナマリ、ファリン程度のものでしょう。
よってこの中から異性を反映するとしたら、今現在同行しているマルシルにイメージが依るのも無理はないでしょう。
ということでライオス理想の女性像は、「魔物に成れる女性」という結論になると思われます。
恐らくマルシルに対しても、『頼れる仲間』以上の感情は抱いていないでしょう。
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