【魔法少女特殊戦あすか】におけるマジカルファイブのひとり、タマラ・ヴォルコワ。
彼女についてまとめたページになります。
冷静な物腰と態度で、一種の冷淡さを醸し出すタマラ。
その隠された秘密に迫り、過去を紐解いていきましょう。
ロシア連邦の切り札
魔法少女名は『フェーニクス☆タマラ』
※феникс=不死鳥、フェニックス
ボルシエブニィ・アグニメットと名付けられたマジカル火炎放射器がトレードマーク。
変身にはジッポライターを使用し、同時にフレイムシャワー具現化のキーでもあります。
常に冷静で物事を見通したような態度が特徴的で、見る者によっては冷たい印象を受けるでしょう。
フェーニクス☆タマラの武器
火炎放射器
やや大型のタンクを下部に装着した、携行式火炎放射器。
投射口が広いため、一度に大量の燃料を噴射すると見られます。
ソ連式の『ROKS火炎放射器』とは形状がまるで異なるため、精霊界産のオリジナルウェポンかと。
火炎放射器の利点は野戦にはなく、主に屋内戦や塹壕にこもる敵性の排除にあります。
直接焼き殺せずとも周囲の酸素を大量に奪い取るため、特に密閉された空間では酸欠による一網打尽を期待できます。
なおタマラはあまり積極的にこれを放射していないことから、魔力由来の燃料である可能性があります。
恐らく燃費はかなり悪い部類で、トリガーハッピー=死であると自覚しているのでしょう。
RPD軽機関銃
魔力節約用のサブアームとして、ロシア製軽機関銃のRPDを使用します。
ドラム内部におよそ100発の弾倉を備えるため、孤立した状態でも乱射さえしなければリロードの隙を生みません。
しかし機関銃の目的はあくまで中距離のバラ撒きであるため、ミアのような精密な射撃には期待出来ないでしょう。
作中でも、近接を散らす程度にしか用いていません。
なお、RPDは前時代の旧式銃で、現在は後継の、AKMをベースとするRPK軽機関銃とすげ替わっています。(タマラのこだわりであえて使用しているのかも?)
スペツナズ・ナイフ
ロシア特殊部隊といえば、イメージとして強いのがスペツナズ・ナイフ。
ばね式の弾道ナイフとして、近距離の相手へ奇襲をかけるのに用いています。
速度としては、初速でおよそ60km/hほどと遅め(拳銃:800km/h クロスボウ:300km/h)であるものの、不意打ちで発射されれば反応出来る者はごくわずかでしょう。
即死させるほどの威力はないにせよ、追撃を仕掛けるアドバンテージは確実に得られます。
なお、スペツナズ・ナイフは実際に使用されていたか疑問視されることが多い武器。
持ち歩くには暴発のリスクも高く、拳銃を超える利点も、消音以外にはそうそう見当たりません。
コマンドサンボ
システマと対を為して、ロシアの名を轟かせる軍隊格闘術。
当て身と関節技を駆使し、特に寝技・組み技の強さで恐れられる実戦武術です。
柔道やレスリングの流れを取り入れており、当て身の禁止されるこれらの弱点をカバーしています。
タマラは遠距離放射を用いる武器の特性上、懐に入られた時の対策は必ずと言っていいほど強いられるでしょう。
コマンドサンボはまさにうってつけの技術であり、彼女を隙のない戦闘者に仕立てています。
くるみやちさとを圧倒し、あすかでさえも苦しませる格闘の腕前。
相当な修練を費やしていることは明白ですね。
現在は『ハンド・トゥ・ハンド』という、更に進化した格闘術がポピュラーなようです。
マジックカロリーロールアップ
マジックカロリーロールアップは、『不死鳥破壊光線』
火炎放射器の熱を一点集中させ、強烈なビームとして前方へ投射します。
万全状態のくるみの『リアクティブ・マジックシールド』は破れないため、やや威力は双頭竜☆ペイペイの『雙龍旋風』よりは劣るようです。
そのぶん速度や射程、貫通力に長けた一撃であると思われます。
カワイイソムリエール
タマラはカワイイもの好き。
その範囲はぬいぐるみから人間まで幅広く、あらゆるカワイイを愛するカワイイソムリエールなのです。
しかしこうした一面は自室のプライベートな瞬間のみに発揮され、普段はあくまでクールな兵士を装っています。
見られたくない部分だという自覚があるのかな?
タマラと姉の過去
まだタマラが魔法少女として目覚めていない頃、彼女の姉は亡き両親の代わりに親となり、娼婦の仕事で妹を育てていました。
しかしある日、組織の金に手を付けてしまったことで終わりを告げます。
望外な幸福への代償は、恐ろしい災禍でした。
生きたまま姉が刻まれる姿を目の当たりにしたタマラは、姉が存在しない事実を受け入れられませんでした。
やがてその陰惨な過去は、より悪辣な非道者によって利用されることになるのです。
偽りの”姉妹の絆”
タマラを永遠に祖国に従わせる傀儡にしようと、洗脳技術を用いるロシア軍部。
明らかに人道的でない方法にて、偽りの現実を彼女に与え続けていました。
この裏には、タマラが”ロシア軍から抜けたがっていた“ことが関係しています。
特定国家に仕えるのでなく、国連所属の魔法少女になりたがっていたタマラは、それを阻止されたカタチになります。
こんな組織体質じゃ、そりゃ抜けたくもなりますわ……。
アニメ版は上記リンクからどうぞ。
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