【魔法少女特殊戦あすか】沖縄空手の使い手 与那嶺ちさと人物像まとめ

魔法少女特殊戦あすか

【魔法少女特殊戦あすか】における魔法少女のひとり、与那嶺よなみねちさと
彼女についてまとめたページになります。

バベル旅団に適性を見出され、非合法の魔法少女として覚醒したちさと。
その格闘スタイルや人柄など、いま一度彼女について深掘りしていきましょう。

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偶然見出された魔法少女の適合者

引用:魔法少女特殊戦あすか 5巻

魔法少女名は『ウィップラッシュ☆ちさと

鞭のようにしなる蹴りから付けられたコールサインです。

精霊界とのコンタクトではなく、バベル旅団からのヘッドハントで生み出された、いわば非合法の魔法少女。

魔力量は少ないものの、格闘技の経験や身体能力が高く、地で強い者が魔法少女と化し、更にパワーアップした典型例のようです。

ウィップラッシュ☆ちさとの武器

鞭を使うちさと
引用:魔法少女特殊戦あすか 4巻

ウィップラッシュの名の通り、通常時は鞭による攻撃がメイン。
鞭先には矢じりのような刃が据え付けられており、魔術道具を切り裂く程度の切れ味は保証されています。

とはいえこれらは彼女の本懐ではなく、あくまでサブウェポンでしかありません。
拳に巻き付けて打撃力を増す、『マジカル・バンテージ』こそが本来の姿。

バンテージ(テーピング)の効果は諸説あるものの、中には格闘戦における身体能力が33%アップするという学説もあります。

空手

ちさと最大の武器は、魔法少女となる前から鍛錬を続けていた空手
事故で脚を失うまで、彼女は地元沖縄の空手道を、幼少よりずっと学んできました。

沖縄空手の中には明確に”本土空手”と区別をしている流派があり、そうした所ほどより実戦的で、伝統を引き継ぐ武術の色合いが濃くなります。

更に義足の甲には仕込み刃が埋め込まれており、肉体の欠損をうまく利点へと変換しています。

タックルを潰すちさと
引用:魔法少女特殊戦あすか 5巻

彼女の扱う空手では当て身のほかにも、投げ・極めを扱うもので、スポーツ空手とは異なる、かなり現代格闘術に近いスタイルとなっています。
これは恐らく、現代の沖縄空手の源流となった『本部御殿手もとぶうどぅんでぃー』の流れを汲んでおり、武道というよりは、武術、または古武術の類いと類するのが正しいでしょう。

こうした古流技術では、対刃・対多数・寝技・投げ技といった他流への対処を考慮されており、たびたび交わされる「空手は実戦的でない」という議論を一蹴しています。

現存する沖縄空手の中には自らも多数の武器を扱う上に、銃火器への対処すらも構築している流派があります。

父親は最低のクズ

ちさとの最低な父親
引用:魔法少女特殊戦あすか 4巻

ちさとの父親は胸糞が悪くなるようなクズ親で、未成年の娘を食い扶持のために、夜の街で働かせようと画策します。
結果的にそれは未遂に終わったものの、それでもおよそ、人の親にはふさわしくない男です。

生活保護や賠償金はすべてギャンブルに注ぎ込み、自身は仕事もせず、ぐうたらに自堕落を繰り返す日々。
身も心も疲れ切ったちさとを疲弊はさせれど、まるで頼れる父親像とはかけ離れています。

こうした性質は以前からずっと変わらないようで、これまではちさとの母親が防波堤となり、彼女を悪意から守ってきた節があります。
しかし彼女亡き今、ギャンブル依存のダメ男を止める者はもういないのです。


母を失ったことですべてが変わった

母と事故に遭うちさと
引用:魔法少女特殊戦あすか 4巻

未成年の飲酒運転により、母の命と自分の右足を失ったちさと。
もっとも愛する人と空手を失い、まるで抜け殻のような日々を1年ものあいだ送ることになりました。

この凄絶な過去だけでも辛く目を伏せたいものなのに、そこへ追い打つように父親のクズっぷりが拍車をかけますね。


ギースは冥獣を使い、この事件の犯人である、男女4人を拉致。
ちさとに人殺しの躊躇をなくさせるために、刃物でいたぶって殺すように命じました。

ギース自身も武装ゲリラに村を襲われた際、この手段でみそぎを立てさせられました。
これは実際に、今の生活からの隔絶と殺人への抵抗を薄めさせるために用いられており、テロリストやギャンググループの入団テストとして行われることが多いです。


警察庁への加入

ちさとのスリーエスへの加入
引用:魔法少女特殊戦あすか 7巻

政治的判断により、くるみの思考矯正を経て、警察庁へ身柄を渡されたちさと。
ナーズィニーと共に、三浦理事官のもとで公務に携わることとなります。

彼女らの籍を置くスリーエス(SAT Support Staff)は実在する部隊であり、主に国内の大規模事件において、異なる管轄間の連絡を円滑とする役割をかっています。

彼女らの任務はこれらとは異なり、あくまで当座の隠れ蓑でしかありません。
将来的にはSAT内の『魔法特科小隊』への配属を考えられているらしく、国内外での超法規的作戦への参加を目されています。

作中では公安外事課との連携も見られ、警視庁と警察庁の連携をうかがうことが出来ます。
異なる省庁間の高密度連携の重要性は、主に9.11などで、世界的に改めて見直された部分でもあります。
そうした繋がりは、ディストニア大戦下でうまく構築されたものと思われますね。


アニメ版は上記リンクからどうぞ。



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